トランプ大統領、金正恩氏の二度目の会談へ
昨年2018年の6月12日に歴史的ともいえる米朝会談がありました。
それはシンガポールで開催され、私も緊張感をもって見守りました。
それまでの日本はというと、北朝鮮から何度もミサイルを発射されて、忘れもしないあの不吉な音の緊急サイレンを聞いたものです。
トランプ大統領の交渉のおかげで、それ以降ミサイルは飛ばず、核実験もありません。私たちにとっても本当にありがたいことでした。
ただ、CVIDといわれる米国が6カ国協議を通じて主張してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」は、いまだに実施されていません。今回の会談の中心になろうか思われます。
※注)CVID;北朝鮮の核問題をめぐり、非核化の原則のことを示す。完全(Complete)かつ検証可能(Verifiable)で不可逆的(Irreversible)な廃棄/非核化(Dismantlement/Denuclearization)を表す英語の頭文字をつなげた言葉。
北朝鮮としては、金正恩氏が約束を果たそうとしても、常に暗殺の危険と背中合わせで、うまく進められていないようです。
その辺りをネゴシエイターのトランプ大統領は理解していて、ごり押しをしないで交渉しているように見えます。
トランプ大統領はベトナムのハノイへ旅立ちました。2月27日に始まる会談では、我が国にとって、拉致被害者の問題もぜひとも進展が見られるよう追及して頂きたいです。
どうかよろしくお願いいたしますと祈りたい気持ちです。